司法書士の不動産登記費用
不動産売買における諸費用の一つとして、司法書士に支払う不動産登記費用があります。不動産売買代金を決めるのには、売主様と交渉することにより、売買代金を下げることができます。
住宅ローンの金利・手数料は、多くの情報を仕入れることによって(不動産業者が情報を代わって仕入れたりもします。)、負担を減らすことができます。
住宅についての火災保険は、何を保険の対象にするかや保険会社を調べることにより、安い保険に加入することで、負担を軽減することができます。
では、司法書士に支払う不動産登記費用の負担を減らすことはできないでしょうか?
結論としては、可能です!
司法書士の不動産登記費用の仕組み
司法書士に支払う不動産登記費用は、司法書士に対する報酬と登録免許税等の実費に大きく分けられます。
登録免許税等の実費に関しては、どの司法書士に依頼されてもほとんど差はありません。
登録免許税等の実費に関しては、こちらをご確認くださいませ。
不動産登記費用で大きく差が出るのは、司法書士に対する報酬部分です。
司法書士の不動産登記費用を安くするには?
司法書士の報酬を安くするには、何といっても情報収集です。
この情報収集することよって、数万円程度報酬が変わってきます。
余談ですが、不動産を購入するときの注意点として、金銭感覚がマヒしてしまい数万円が大きいか小さいかを判断できない状況に陥ってしまいます。
不動産登記費用の見積書をもらおう!
司法書士の報酬の情報収集とは、司法書士がいくらで業務を請け負っているかを調べることです。
司法書士の報酬の設定は、現在自由化されておりますので、当然司法書士のによって報酬額は変わってきます。
司法書士の報酬を調べるためには、一般的には見積書を発行してもらう必要があります。
このお見積書を発行してもらうためには、直接司法書士に対してお願いをしなければなりません。
ちなみに、口頭で司法書士に報酬額を確認してもおそらくかなりの幅で提示されるので、はっきりとした金額では教えてもらえない可能性が高いです。
では、司法書士に見積書の発行を依頼するにはどうすれば良いでしょうか?
司法書士の探し方
司法書士に見積書を発行してもらうには、まずは司法書士を探さなくてはいけません。
では、どのように司法書士を探すべきかですが、次のような探し方が一般的です。
1 知り合いの司法書士に依頼する。
2 不動産業者や金融機関の紹介で司法書士に依頼する。
3 司法書士会から紹介してもらう。
4 タウンページ等で調べて近所の司法書士に直接依頼する。
5 インターネットを利用してホームページから司法書士を探す。
上記の探し方を一つずつ検証してみたいと思います。
1 知り合いの司法書士に依頼する
元々の知り合いでしたら、司法書士報酬も安く設定してもらえる可能性がありますし、見積書の発行も依頼しやすいかと思います。
ただし、登記を依頼すると、あまり知られたくない個人情報まで知られてしまうことになります。例えば、売買代金や住宅ローンの金額等です。
また、知り合いに見積書を一度依頼するとたとえ高くても断りにくいこともあります。
2 不動産業者や金融機関の紹介で司法書士に依頼する
一番多いのが、不動産業者や金融機関の紹介で司法書士に依頼するパターンです。
不動産業者や金融機関は普段から付き合いのある司法書士に登記をお願いするので、不動産売買の取引には慣れた司法書士であるため、不動産業者や金融機関は安心できます。
しかし、不動産業者や金融機関から依頼は司法書士報酬は自分で情報収集をしない分、高めであることがほとんどです。
なかでも、不動産業者からの紹介の場合には、司法書士に対する紹介料を司法書士報酬に上積みしていることもあります。
司法書士報酬に紹介料を上積みすることは、司法書士法違反ですので、本来あってはならなりません。
しかし、習慣として残念ながら司法書士や不動産業者によっては当たり前に行っていることが実情としてあります。
不動産業者は当然紹介料が貰える司法書士に依頼してもらいたいので、積極的にいつも利用する司法書士を勧めてきます。
なお、大手の不動産業者だからといって安心はできません。
ほとんどの司法書士は、紹介料を支払うことを行っていないはずですが、不動産業者からの紹介の場合には特に注意が必要です。
3 司法書士会から紹介してもらう
各都道府県には必ず司法書士会があります。司法書士会は司法書士の紹介も行っておりますので、司法書士会に近くの司法書士を探していることを伝えれば、司法書士を紹介してもらえます。
ただし、どのような司法書士を紹介されるか分かりませんし、不動産の売買取引に慣れていない司法書士を紹介される可能性があります。
なお、司法書士の報酬については先ほどの不動産業者からの紹介に比べると紹介料を支払う恐れがない分は安心かもしれません。
4 タウンページ等で調べて近所の司法書士に直接依頼する
購入される不動産の近所の司法書士に依頼することは、比較的司法書士報酬が安くなるかもしれません。
司法書士の報酬として、日当や旅費等が項目として挙げられる事務所が多いですが、当然物件や法務局が近いので移動が少ない分、日当・旅費は安くなるかもしれません。
ただし、東京都内の司法書士は報酬が他県の司法書士に比べて高いことが多いので、東京都の不動産を購入される場合には、あまり他県の司法書士に依頼しても報酬は変わらないかもしれません。
5 インターネットを利用してホームページから司法書士を探す
司法書士の報酬を抑えるのに一番適した方法はホームページを開設している司法書士から選ぶことです。
ホームページには司法書士の報酬が書かれたものもありますので、比較しやすいです。
また、ホームページには司法書士としての実績やどのような業務を中心としているかも記載してありますので、タウンページ等に比べると依頼するときにも安心です。
不動産購入登記サポートセンターの司法書士報酬
司法書士の報酬を抑える方法は、上記に記載したとおり多くの司法書士に見積書を発行してもらって比較検討して頂くことです。
しかし、多くの司法書士に見積書を依頼することは大変です。
そこで、不動産購入登記サポートセンターでは、不動産売買取引による司法書士報酬を完全固定にて、できるだけ分かりやすく、安い金額にてご案内しております。
司法書士の報酬のみではなく、登録免許税等の実費を含めた不動産登記費用の例をご案内しておりますので、次のページも是非ご覧ください。