住宅購入の流れ
住宅購入の流れに関して説明します。こちらは、仲介業者を介した不動産売買取引を前提としております。
1 住宅購入の資金計画をたてる
住宅購入の前提として、まず資金計画をたてます。
住宅購入には物件の売買価格のみではなく、諸費用がかかりますので、注意が必要です。諸費用は、物件によりますのではっきりは分かりませんが、おおよそ3%から10%になります。
2 物件を探す
資金計画として、どれくらいの売買代金の物件を探すかわかったら、次に実際に物件を探すことになります。
一般的には、不動産仲介業者に行って希望の条件に沿った物件を不動産仲介業者から紹介してもらい、一緒に現地に行って物件や周りの状況を確認します。
3 住宅購入の申込み
希望の物件が決まったら、住宅購入の申込みを行います。価格の交渉もこの段階で行います。
なお、この段階で申込証拠金として手付金を支払うことがあります。
4 住宅ローンの事前審査
住宅購入の申込み後、住宅ローンを利用したいという希望がある場合には、住宅ローンの事前審査を申し込みます。
住宅ローンの金利や手数料は金融機関によって違うので、より良い条件の金融機関が望ましいですが、残念ながら審査によっては希望した金融機関を利用できない場合もあります。
5 不動産売買契約
住宅ローンの事前審査が無事に通りましたら、いよいよ不動産の売買契約を締結します。不動産業者が不動産売買取引に関与している場合には、重要事項説明書に関する説明も売買契約と同時に行われます。
6 住宅ローン本審査申込み・契約
不動産売買契約後、住宅ローンを利用する場合には事前審査が通った金融機関に住宅ローンの本申込みを行います。
その後、金融機関の指示のもと、金銭消費貸借契約(住宅ローン契約)を行います。
7 残金決済立会い・引渡し
住宅ローン契約後、手付金を除いた残代金の支払いを住宅ローン実行して行います。一般的には、住宅ローンを受ける金融機関にて買主・売主・不動産仲介業者・司法書士が集まって最後の書類の署名や捺印行います。
残代金の支払いと一緒のタイミングで仲介手数料や司法書士に支払う不動産登記費用等の支払い、それから鍵等の購入した物件の引渡しが行われます。
8 登記申請
残代金を支払い後、同日に司法書士が管轄する法務局に不動産登記申請を行います。通常、1週間から2週間程度で登記が完了します。
登記完了後、司法書士からお客様へ新しい権利証(現在は登記識別情報通知)が郵送あるいはお届けされます。
9 ご入居
引渡し完了後、お客様の自由なタイミングにてご入居となります。
司法書士への依頼はどのタイミングで行うか?
司法書士へのご連絡は上記1から7の間でしたら、どのタイミングでもお問合せして構いません。
しかし、残金決済立会いの遅くとも1週間くらい前に連絡頂かないとご希望の司法書士と予定が合わない可能性もありますので、できましたら売買契約後にお早めにご連絡をお願いします。
また、ご希望の司法書士が早めに決まっているようでしたら、不動産業者等から司法書士を紹介される前に希望の司法書士がいることを伝えてくことをおすすめします。